2021年8月20日

Daigoさんの大炎上について思うこと

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
めずらしくとある芸能人、タレントさんの話題に触れます。

メンタリストのDaigoさんのYouTubeが、大炎上したことをご存知でしょうか。
江上が「Daigoさんの大炎上について思うこと」についてお伝えします。

それでは、早速。

 

 

YoutuberのDaigoさんの
ホームレスや生活保護者に対する
発言が大炎上し、とうとう彼のチャンネルが
凍結されてしまったようだ。

彼のチャンネルは見ていないので
当の発言そのものを見ることはできないのだが
記事から推定する限り、完全にアウト。

凍結もやむなしと感じた。

 

彼の考え方は一種の経済思想なのだろう。

つまり、すべてが「効率と能力」
によって査定される世界。

非効率はムダであり、
能力がないものはそれに甘んずべき。
あるいは不要だと考える世界。

 

 

しかし、社会の成り立ちと、
経済の成り立ちはまったく違う。

 

もちろんどちらも無くして
私たちの人生や生活は成り立たない。

社会という実態がまったくなく
経済のみで成り立つ「何かソーシャルなもの」が
想定できないように、経済は社会という
より大きなものに包含される。

社会は、経済を動力源のひとつとして
取り込んでいるだけである。

 

近代社会は、もっとも弱い者を
どう受け止め、彼らの生を実りあるものにするのか、
という考え方で成り立っている。

学校、病院、保健所などの施設から
失業保険や生活保護、出産、介護etcまで、
そうした考え方で制度設計されている。

つまり、効率と能力で測ることができるのは
私たちの社会の要素のごく一部なのである。

残念ながらDaigoさんの考え方は
相模原「やまゆり」の19人殺害の犯人と
類型としては同一である。

そこに彼が気づかなかったのが
不思議でしようがない。

少し考えれば分かるはずなのに。

 

昔、彼とは、とあるパーティで
話をしたことがある。

頭の回転が素晴らしい、
とても感じの良い青年だった。

今回のことで学びに行かれるNPO「抱僕」で
深い気づきを得られることを祈ります。

 

 

引き続き、今週のヒマラヤFMも
メッセージに引き続きお聴きください。

 

 

むつかしい課題ほど
ひとりの力ではどうしようもない。

ずいぶん前から「共創」
Co-creationということが言われているけど
じゃあ、どうやったらそういうことができるのか?

そのヒント、スキルをお伝えしているのが
今日のヒマラヤFMです。

共創にもっとも重要なスキルは「聴く」スキル。

今週は、3つのリスニング・スキルを紹介します。

キーワードは
「インナー」「エンパシック」「グローバル」

よろしかったら、お聞きください。

今週のヒマラヤFMです。
第204回 共創に必要な「3つのリスニング・スキル」とは?
https://www.himalaya.com/ja/player-embed/99846/143421982

 

 

次回の更新もお楽しみに!