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数字で見る、数字で考える

2021.10.12

数字で見る、数字で考える

こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
ヒマラヤFMにて音声で
「数字で見る、数字で考える」というテーマで、
思い込みや印象批評ではなく、数字やデータから現実を把握することがとても大切、
と語ります。

メッセージに引き続き、お聴き下さい。

 

 

「蒙を啓く」
ということばがあります。

 

いわゆる「啓蒙」の
もとになったことばですが、
”道理にくらい者や知識に乏しい者を教え導く“
(goo国語辞典)という意味です。

 

この「蒙を啓く」のに
もっとも良いのが数字、データで
語るというやり方です。

 

私たちは、思い込み、バイアスで
出来ています。

 

私も、ついやってしまいますが
「印象で物事を語ってしまう」のです。

 

たとえば、凶悪事件は増えている
近年は物騒だと思う人は
多いのではないかと思います、

 

しかし、実際の数字は
殺人、窃盗などの件数は2002年を
ピークに下がり続けています。

https://www.kyoto-su.ac.jp/faculty/ju/2019_03ju_kyoin_txt.html

日本は、どんどん安全な国に
なっているのですね。

 

逆に、コロナ前のインバウンド景気を見て
日本は人気だなと思ったかもしれませんが
あの人気には別の側面もあります。

 

それは日本が「安い!」ということです。

安くて安全な国!

買い物天国なんですね。

 

世界各国で売られているマクドナルドの
「ビッグマック」の価格を経済指標とする
ビッグマック指数というものがあります。

 

売る場所は違っても、
ビッグマックは基本的に世界同一内容なので。
その価格を比較するとその国の購買力が分かるという
考え方で作られている指数です。

 

正式な経済指標ではありませんが
自国の現在の経済レベルがおおよそ分かります。

2018年のビッグマック指数ですが
日本はこれで行くと30位、
タイやアルゼンチンより低いのですね。

https://www.esquire.com/jp/culture/interview/a26939232/david-atkinson-mcdonald-japan-labor-reform/

 

まあ、香港や台湾の低さを考慮すると
少し指標としての信用度は落ちますが。

 

あるいはOECDの最低賃金ランキング

お隣の韓国と比べても、
最低賃金、最低時給、平均年収すべてで
下回っているのが分かります。

https://www.digima-japan.com/knowhow/world/8314.php

 

経済的な力は着実に落ちている、
先進国のTOP集団からずるずると遅れ始めている、
ということが良くわかります。

 

数字は、統計操作がされなければ
嘘をつきません。

 

今週のヒマラヤFMは
「数字で見る、数字で考える」がテーマです。

思い込みを排して、現実を正確に把握する、
そこから戦略をつくる、というお話をしています。

 

ヒマラヤFM エガミンのあなたもブランドになれる!パーソナル・ブランディング講座
第212回 数字で見る、数字で考える

▼こちらをクリック
https://www.himalaya.com/ja/player-embed/99846/146810862

 

 

いかがですか。

ぜひ、貴社の、あなたのブランディング戦略に
お役立て下さい。