2021年10月4日

近ごろの若いヤツは・・・最高かも

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
徳島阿波踊り空港からお届けします(笑)

それでは、早速。

 

 

いま徳島阿波踊り空港で
このコラムを書いています。

さて。徳島県上勝町(かみかつ)という町を
ご存知でしょうか。

徳島市か車で約1時間ほど、
四国の山中に入ったところにある
人口1500人の山間の小さな町。

絵にかいたような山奥の町と言っても
失礼にならないような、イメージ通りの
山の町です。

この町が有名になったのは
40年近く前に始まった「葉っぱ」ビジネス。

刺身のつまや和食の飾りに使う
「葉っぱ」をビジネスにすることを
思いついたJA職員さんが居て。

彼の情熱に押されて山奥の
農家のおばあちゃんたちが
手掛けたビジネスは年収2000万円の
おばあちゃんが出現するほどの
大成功を収めたのです。

いまでも、
この「彩」(いろどり)ビジネスは
町の主力産業のひとつです。

上勝町を有名にしているものが
もうひとつあります。

それが、2003年に町が打ち出した
「ゴミゼロ宣言」。

日本の自治体でも初の取り組みは
2020年にゴミゼロを目標としました。

償却や埋め立て処分するゴミを
ゼロにするという野心的な取り組みです。

2020年の、実際のゴミ再生率は80%超えで
まだどうしても20%程度を処分しなければなりません。

しかし、全国の自治体の
ごみの再生率平均が20%ということを考えると、
上勝町のパーセンテージは驚異的です。

ある必要があって、急遽、1日2日と
この上勝町にあるごみ回収施設
ゼロ・ウエイストセンターを訪ねました。

驚いたのが、ゴミ回収施設なのに
ゴミのにおいがまったく無い!ことでした。

回収物のそばに行っても
なんとまったく匂わないのです。

つまり、その回収センターには
ほぼ資源として再生させるために
町民のみなさんが丁寧に分類し、
すぐに再生できるようにしたものしか
置かれてない!

これは「ゼロ・ウエイスト」
呼び名のとおり、ゴミ施設ではなく、
資源循環用の施設なんだということが
よくわかりました。

ちなみに分類43!
日本の自治体で最多のゴミ分類です。

この施設の施設長は
ロンドンやスウェーデンで
ファンションデザインを学んだ
24歳の女性。

東京からの移住組です。
他のスタッフも20代の若者。

私は、社会問題に取り組むというと
どうも肩ひじ張って、理論武装した
昭和のおじさんを思い出すのですが(笑)

彼女や彼らはまったくごく自然体。
当たり前に目の前の問題に
楽しそうに、未来を信じながら取り組んでいる。

その姿を見て、そして話しをすると
未来に対する希望が湧いてきます。

近頃の若いヤツは・・・
本当に頼もしく、かつ清々しい。

山奥のバー(日本山奥大賞を上げたいほどの)で、
上勝の若者がつくったビールを飲みながら
出会いに、ちょっと嬉しくなった週末でした。


(山奥のバーにて)

 

 

いかがですか。

ぜひ、貴社の、あなたのブランディング戦略に
お役立て下さい。

引き続き、第210回のヒマラヤFMも
メッセージに引き続きお聴きください。

 

 

子どものころの好奇心って
何にでも向けられます。

私は、田舎育ちだったので
アリとか、カエルとか、セミなど
小さな生き物に興味を持っていました。

それと宇宙です。

子どものころは
夜空を見上げると晴れた日には
当たり前に天の川が見えたし。

夏になると30mほど先にある公園に
近くの川で羽化した蛍が
無数に光を放っていました。

そういう環境が
とても贅沢な環境だと分かったのは
おとなになってからです。

とにかく小学生のころは、
「それは、どうなっているの?」という
好奇心でいっぱいでした。

今週のヒマラヤFMのテーマは
この子どものような好奇心から生み出される
「分解パワー」をどう使うか。

何をクリエイトするときに、その対象を
「分解してバラバラにすること」は
とてもパワフルなやり方であることをお伝えします。

自由に発想する、クリエイトするには
かなりパワフルな方法です。

第210回のヒマラヤFMはこちらから
「創造することに「分解パワー」を使おう!」
https://www.himalaya.com/ja/player-embed/99846/145981810

 

 

次回の更新もお楽しみに!