2023年1月8日

臆病者の戦略とは?

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただきありがとうございます。

今日のコラムでは
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が
「臆病者の戦略」についてお伝えします。

臆病者にしかできない戦略がある。
臆病者だからこそ、成功できる。
そんな極意を、ぜひご確認ください。

 

 

「気の小ささの効用」
というものがあると思う。

なぜ、そんなことを言うかというと、
私自身が気が小さいからですwww

外見上は
あまりそうは見えないようで
いかつく落ち着いた感じに
見えるようなのですが。

たぶん長く付き合うと
そうじゃないことが分かります。

 

さて。

何十年もそうやって生きて
気が小さくて助かったことの一つに
「前もって心配するクセ」があります。

 

企画提案のプレゼン
1000人を前にしたセミナーや講演
エリートを相手にした研修
本の執筆
動画の収録

 

こういった仕事の局面で
失敗することを心配するおかげで
徹底的に準備するクセがついています。

いまもとある企業の部長クラス相手の
連続ワークショップを控えているのですが
2か月ほど前から細かく何回もシナリオを
練り上げています。

もう、しつこく、しつこく。

こうしたワークショップは
かなりの数こなしていると思いますが
いまだにしつこく練り上げます。

なぜなら不安だから。

 

あるいは会社の経営。

いつも1年先、3年先、5年先。
そして10年後に世の中がどうなるか
想像しています。
つねに「時代の変化の気配」に
目を凝らし、耳を澄ましています。

小さい船は嵐を避けなければ
かんたんに沈んでしまいます。

魚がいる場所を早く見つけなければ
ボウズで港に帰らなければならない。

18年近くマイクロ・カンパニーを
続けることができたのも先々を見て、
早め早めに変化を仕掛けてきたからだと
思っています。

つまり、気が小さい。

心配症なのです。

 

最悪のことをイメージしながら
どうやったらそこに陥らずに済むか、
をいつも考えています。

何でもポジティブに捉えて
大胆な仕掛けられる人は
凄いと思います。

ただ、残念ながら
私にはそういう資質はありません。

 

細かく、リアルに、
あらゆる状況を思い描いて
そのリスクに対応できるように
現実を組み上げていく。

そういうやり方が合っているし、
ある意味そういうやり方しかできない。

名付ければ「臆病者の戦略」です。

ただ、コツはあります。

 

細かく、リアルに、
あらゆる状況を思い描いて
そのリスクに対応できるようにした後は・・・

そのやり方で
迷わず、一気に、大胆に
かつ徹底してやる、ということです。

「臆病者の戦略」は
プランニングに重点を置き、
緻密に行う。
でも、実行段階~DOのときは
思い切りやる!のです。

ちょっと違うかもしれませんが。

一瞬、カタールW杯の
日本代表を思い出してしまいましたwww

 

 

いかがですか。

ぜひ、貴社の、あなたのブランド戦略に
お役立て下さい。