2020年9月5日

感情と論理のはざま

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫は、
感情と論理についてお伝えしながら、
最終的にはビジョンへとつながります。

ぜひ、お読み下さい。
それでは、早速。

 

 

こちらのコラム
世間と社会という概念を
少しだけひもときました。

会社は、社会か、
というと、そんなことはなく。

いまの日本では、
かなり大きな企業に行っても
世間の匂いがします。

 

なんというか、
論理より情。

感情を原理に動いている。

そんな巨大な組織が
「感情」ごときもので動くのか。

 

逆です。

 

そんな巨大な組織だから
感情でしか動けない。

感情で動く。

感情は巨大なエネルギーだからです。

 

論理は人間を動かすには
エネルギー的に儚すぎるのです。

 

山本七平は、この感情を、
「空気」と呼びました。

私たちを狭い世間(組織)の
空気が支配している。

感じるでしょ?

感じません?

 

私は残念ながら
「空気が読める方」なので(笑)

この空気の強化がこのところずっと
続ているなと感じています。

 

私は、気が小さいので
「空気なんか読まねえ」とは
なかなか言えない。

 

で、さて。

腐った組織の典型が
日◎郵◎です。
(自主規制伏字)

あそこの詐欺まがいの
保険販売が可能になったのは
「恐れ」を利用して
無理やり売らせることを行っているからです。

たぶん、組織を動かす原理が
何もわかっていない人が中枢に居続けた結果、
40万人のせっかくエネルギーを
あの形でしか使えない組織になったのでしょう。

TOPが無能だったり、
腐った論理と
空気エネルギーを持っていると
だいたい、ああなります。

そして現場の人の感情を無視した
組織論理が続くと、組織はいつか瓦解します。

あれ、変わんないと
たぶん〒制度のほころびを感じるような
事件が続発すると思います。

 

少なくとも、あなたは、
論理にエネルギーを与えてください。

与えるようにしてください。

感情は肉であり、血です。

論理は骨、骨格なのです。

つまり感情的にしか動けない
ダメ組織とは
肉と血を垂れ流している
アメーバゾンビのような存在です。

 

かたちになっていない。
するずるの、グズグズ。

骨を突きさして、
意思をもった人のかたちにしないと
ダメなのです。

論理にとって、
正の感情エネルギーは
強靭な動力になります。

それは静かで尽きない
エネルギーを湧き出しつづける泉です。

まわりを巻き込み、
周囲からエネルギーをもらい、
燃焼の大きさを累乗で
大きくしていく。

この論理を、例えば・・・

盛田・井深の二人は持っていた。

ジョブズも持っていた。

ガンジーやキング牧師も持っていて、
先日アフガンで客死した中村医師も持っていた。

感情から正のエネルギーを
引き出す、この論理のことを
ビジョンと呼びます。

 

あなた自身の生きてきた軌跡と
社会的な要請の交わるところに
生まれてくる論理です。

覚えておいてください。
それが、ビジョンです。

 

組織の、人の、感情のエネルギーを
正の方向へ基礎づける。

あなたが、
そういう論理を持てたときに
奇跡が起きます。

断言しておきます。

私に断言されても
困るでしょうが。(笑)

では。では。

 

 

いかがでしたか。
次回の更新もお楽しみに!