2020年12月7日

凄いアイデアを出すための2つの軸

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

週末にプライベートで京都に行ってきました!
用事を済ませるために京都駅近くに1泊。

お天気も良かったのでわずかな時間でしたが、
紅葉を楽しみました。

紅葉の景色で有名な東福寺。
すでにピークは過ぎていましたが、きれいでしたよ。

 

さて、今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
「凄いアイデアを出すための2つの軸」についてお伝えします。

それでは、早速。

 

 

アイデア出すことに関して、
2つの軸があると私は思っています。

 

ひとつは知識量の軸。

そう、知識の「量」の軸です。

「知識力」といってもいいでしょう。

すごく単純な話ですが、
アイデアの量と質は知識の量と質に
正比例します。

 

たとえば、、、、

ベテランの料理人に
いくつか料理の素材を与えると、
立ちどころに彼は何種類ものレシピを考え出し、
実際に料理にすることができます。

残り物やただの缶詰で
凄い料理をつくる料理人をテレビなどで
見たことがあると思いますが、あれ、です。

逆に、卵焼きしか作れない学生に
どんなにスゴイ素材を与えたところで
たぶん出来損ない卵焼きを
焼き上げるのが関の山でしょう。

料理の知識量
(もちろん経験量も含みます)が
レシピの種類と、実際の料理の味に
反映されるのです。

画期的な説を発表したり、
実績を残す学者さんほど、
膨大な論文を読み込んでいます。

面白い切り口で伸びているベンチャー企業ほど、
さまざまなビジネスモデルを
検証、検討しています。

つまり、知識の量と質が
アイデアの量と質に転化しているのです。

 

私が働いてきたクリエイティブ業界では
とても優秀なクリエイター(特にコピーライター系)が
ときに歩く辞書、エンサイクロペディアなどと
称されていました。

もし、豊富にアイデアを出せるようになりたいなら、
広く浅くでもいいので、いろいろな知識を
つけるようにしてください。

 

時間はかかりますが
アイデア開発においては有効です。

じわじわと効いてきます。

 

アイデアを考える、
2つめの軸は「根本的な質問をする力」。

「質問力」です。

 

素直に見る力、子どもの目線の力、
と言ってもいいかもしれません。

「なんで目は二つあるの?」

といったような根源的な質問をする力は
私たちおとなは子どもにまったくかないません。

思考をしばる枠組みを
世間的な常識に合わせて強固にするのが、
ある意味「おとなになること」なので
しようがないところもあるのですが。

思考の枠組みの外側、
つまり、思い込みや常識の外側に
アイデアは転がっています。

そして、知識の量と質を働かせる「前」の、
アイデアを生み出すきっかけとなるのが
「問い」です。

「質問力」なのです。

 

アイデアを生み出した「後」も
アイデアをさらにブラッシュアップするのが、
この「質問力」です。

「大人の知識量」

「子どもの質問力」

 

矛盾するようなこの二つの力が
アイデアを生み出す力を支えています。

 

 

いかがでしたか。
次回の更新もお楽しみに!