2020年8月20日

全員共通のコロナ時代のテーマとは?

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今日のコラムでは、ブランド戦略コンサルタントの江上が、
afterコロナ、withコロナに触れながら、
GAFAへと話が広がります。

貴社の、あなたのブランド戦略のヒントを
どうぞ受け取って下さい。

それでは、早速。

 

 

アフターコロナというか、
ウィズコロナの時代に、
頭に入れておきたいテーマがあります。

それは、、、、

「軽くしていく」

、、、、ということです。

軽やかに、
ということでもあるんですが。

20世紀って、
まさに産業革命以来つづく
「重工業の時代」だったんですね。

 

なにせ、「モーレツ」とか
「大きいことはいいことだ」
というキャッチフレーズの
CMが大ヒットした時代。

アナログの極みですよね。

それが、、、

80年代が近くなりだした頃から
「軽薄短小」という言葉が
言われるようになったんです。

SONYのウォークマンの
世界的大ヒットの影響も
あったかもしれません。

デジタルの影が
ちらほらと見えてきた頃です。

軽くて、
薄くて、
短くて、
小さいのが最高!

デジタルに、
重量はありません。

GAFAは
物理的な会社こそ巨大ですが

Google本社は
どこまでも広がる3万人の街ですし。

Apple本社は
わけがわからないくらい巨大な
ドーナツです。

でも、Googleの製品は
スマホやスマートスピーカーなどを
除けばデジタル信号です。

リアルなものとしては存在しません。

Appleはリアルな製品こそ
たくさん持っていますが
ファブレスつまり工場無し。

金融もデジタル。

お金もデジタル。

音楽などのアートもデジタル。

物理的なモノが消えている。

 

コロナが明らかにしたのは
ひとつはモノの不自由さ、でした。

ほとんどのIT企業が
コロナをやり過ごすことができたのに

モノ的な、体験的なビジネス
飲食、旅行、教育、BtoC製造販売などは
大きな影響を受けました。

驚くかもしれませんが
デジタルの時代は
まだ始まったばかりです。

だって、インターネット元年と言われる
1995年からまだ25年なんですよ。

たった25年です!

18世紀半ばの産業革命から
どれだけの変化が人間社会に起きたか
考えてみてください。

まだ、わたしたちは
デジタル時代のドアを
ノックしただけなんです。

その時代がどう進むのかを、
たまたま「コロナ」が
拡大して見せてくれている。

それが2020年というわけです。

 

すべてのビジネスは
「軽くしていく」がテーマです。

 

わたしたち自身の人生も、
そうかも。

今後、いろいろな意味で
バーチャル化、仮想化が加速します。

ムダなものや余計なものが
浮かび上がって削ぎ落されてきます。

わたしたちの生活、仕事、
ぜんぶ軽くなる方向に動きます。

そうした流れが加速した上で
コロナ禍は収まると、リアルなものの中で
唯一性、希少性の高いものが
価値を上げていきます。

 

旅行、飲食、エンタメなどの業界の方は
ほんとうに今大変だと思います。

けれど、いずれ
「体験」に皆が最もお金を使う時代が
やってきます。

すべてが軽くなっていった先に
残るのは、そこだけだからです。

感情を動かすリアルが
いちばんの価値になります。

だから今は不要なものは
切り捨てて、ミニマムなることを
実践してください。

「軽くしていく」のが時代のテーマなのです。

 

 

いかがでしたか。
次回の更新もお楽しみに!