2021年9月20日

ビジョンを実行するときの一つの有効なやり方とは?

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今日は秋分の日。
明日は9月21日は、十五夜、中秋の名月ですね。
お天気は大丈夫でしょうか?

 

 

さて、今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
「ビジョンを実行するときの一つの有効なやり方」についてお伝えします。

それでは、早速。

 

ビジョンを実行していくときに
ひとつ有効なやり方があります。

それは「敵」を設定する、
というやり方です。

「共通の敵」を設定すると
ビジョンに向かいやすい。

なぜなら・・・

「敵」だから倒さねばならず、
そのためには「敵」を知らねばならず、
そのためには「己」を知らねばならない、
からです。

「敵」を設定すると、何が自分たちに足らず、
どんな優位性を自分たちが持っているかが
明らかになります。

はっきり言って戦いやすくなるわけです。

というか戦略ストーリーを描きやすくなります。

企業VS企業であれば
この設定は簡単かもしれません。

そこを倒してNO.1になると宣言する相手を
選択すればよいからです。

しかし、志の高い企業の敵は
基本的に企業ではないことが多い。

たとえば、テスラの敵はどこか?

テスラの敵は
「持続可能性を阻む仕組み、システム、活動」の
すべてです。

企業ではありません。

その企業が「持続可能性を阻む組織」であれば
彼の敵に自動的になっていきます。

この敵を打ち破るのは簡単ではありません。

しかし、こうした敵の設定で有利な点が
ひとつだけあります。

それは、無名の声なき人々からの
あるいは声ある人々からの
あらゆる側面での応援です。

公共の夢に近いビジョンを掲げるときの
ある意味での有利さは、ここにあります。

 

 

いかがですか。

ぜひ、貴社の、あなたのブランディング戦略に
お役立て下さい。

引き続き、第208回のヒマラヤFMも
メッセージに引き続きお聴きください。

 

 

ビジョンは
必ず「私の夢」と「みんなの夢」が
重なるところに生まれます。

これ、言い方を変えれば、
あなたの志がみんなの志と
重なるとも言えます。

その夢は志すものではなくては
ならないと思うのです。

「志」 =「こころざす」

「心に刺す」とも言えるし、
「心の指す方へ」とも読み取れます。

「士」の「心」と分解すれば
「もののふ」の「こころ」。

「武士」の「腹の在り方」とも
読み解ける。

またVISIONは語源的には
ラテン語の「未来を見通す」という意味。

フランス語でもVISION。
意味は視力、視覚。

スウェーデン語でもVISION。
意味は空想、想像、理想像。

ビジョンとは、自らの理想像と
たくさんの理想像が重なるところを
すくいあげた未来像なのです。

自転車屋を経営していた
ライト兄弟が、なぜ、あれほどまでに
人力飛行機に自分たちの財産や力を
注ぎ込めたのか?

私は、その理由を知った時に
本当に驚きました。

「まさか!?」と思ったんのです。

偉大な達成の土台には
かならず素晴らしいビジョンがあります。

もう何度もやっていますが(笑)
今週のヒマラヤFMもビジョンの大切さを語ります。

第208回のヒマラヤFMはこちらから・・・
第208回 SONY、ライト兄弟~夢の重なり
https://www.himalaya.com/ja/player-embed/99846/145211769

 

 

 

次回の更新もお楽しみに!