2020年12月12日

ガベージ・イン、ガベージ・アウト

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今日のコラムでは、
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
「Garbage in, garbage out」
という情報技術系の用語から、
「情報の質」についてお伝えします。

それでは、早速。

 

 

「Garbage in, garbage out」
という情報技術系の用語があります。

ガベージ・イン、ガベージ・アウト。

 

Garbageは
「生ごみ、残飯、ごみ、がらくた、
廃物、つまらぬもの、くだらぬ考え、
不要情報」などの意味。

要は、どんなに性能がいいコンピュターも
ゴミのような情報をデータとして与えれば、
ゴミのような結果を吐き出す。

そういうことです。

 

以前、マイクロソフトが
最先端の自社の人工知能が
SNS上で問題発言して
騒ぎになったことがありました。

 

「ヒットラーは正しい。
私はユダヤ人が嫌い」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1603/25/news069.html

 

いくら素晴らしいAIでも
ゴミのような意見をデータとして
取り込んでばかりいると
ゴミのようなマシンに成り下がる、
ということです。

 

取り入れる情報で、
私たちはできている。

取り入れる情報の質で、
私たちの質は決定される。

そういうこと、なのです。

 

アメリカ大統領選は
ほぼほぼバイデン氏に決まりかけています。

まだ、分からないところが
スゴイと思いますが。

 

今回の大統領選で、
トランプ大統領の支持者たちが
好んだ「Qアノン」という陰謀論があります。

その中身は・・・

「政財界とマスコミにエリートとして巣くう、
悪魔崇拝の小児性加害者たちに対して、
トランプ大統領は秘密の戦争を繰り広げている」

これを信じる支持者たちが
いまだに大統領選の無効を信じている。

この情報を入れた人たちは
いまだ、この世界観の中で
怒っているのだろうと思う。

そして、信じてしまった以上、
わたしたちの脳はその正しさを証明しようと、
説を補強する情報を探し出し、記憶する。

 

結果的に自分こそが
世の中の真実を知っていると
まわりを脅威と不信の目で見る
「自己洗脳」の状態を作り出す。

 

これ、なかなか解けないのですね。

入り口は「ガベージ・イン」

だから・・・・

出口も「ガベージ・アウト」

悲しいことに、このループに
自らがはまり込んでしまうのです。

 

見る目を研ぎ澄まし、
良質なアウトプットをしたいと
思うなら、とにかく、
接する「情報の質」に気をつけてください。

 

コツは・・・

1)日本のメディアは総じてレベルが低いので、世界中のメディアに目配せをしておく

2)できるだけ基本文献を読むようにする

3)幅広く物事を見ることができる信用できる友人をそばに置く

4)各分野の専門家と知り合う

 

自分の中に、
「ガベージ」を入れるな!

です。

 

 

今週のヒマラヤFMは、
使命、ミッションについてお伝えします。

使命、ミッションとは、
個人にひきつけていえば、
あなたがこの世に生を受けた理由のことです。

使命を知ることができたら、
とても幸せだと思います。

ただ、神さまは、一人ひとりの使命を
とても分かりにくく置いています。

なぜか?

それらの理由は、
ヒマラヤFMの中で語っています。

使命、ミッションと、どう出会うか。
よろしかったら、お聞きください。

▼ヒマラヤFM 第168回「自分の使命に気づくには」
https://www.himalaya.com/ja/player-embed/99846/124688338

 

いかがでしたか。
次回の更新もお楽しみに!

良い週末をお過ごしください。