2023年3月4日

【年内出版予定】ブランディング本を執筆中

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただきありがとうございます。

ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫は、
今年、本を上梓予定です。
そのテーマは、まさにブランディング。

では、江上からあらためてお知らせです。
 

 
いま、4冊目の本の企画、執筆に
取り掛かろうとしています。

ブランド戦略コンサルタントと
名乗りながら、実は、まだブランド、
ブランディングの本を書いたことはありません。

 

ブランドの本はある意味、
書かれてすぎているとも言えます。

アマゾンで「ブランド 本」で検索すると
数百冊が並びます。

 
大家ケビン・レーン・ケラーが書いた
「戦略的ブランド・マネジメント」や
世界TOPのブランドづくりを学べる
「ケロッグ経営大学院のブランド実践講座」のような
分厚い本格本もあれば。

世に知れたブランドの責任者として
あるいはマーケッターとして名を上げた方の
ブランド本も多数あります。

さらにWEBでのブランディングや
マイクロ企業に特化した本まで
まあ千差万別です。

 

本を執筆するときはいつも
自分が書く意味はあるのか?という思いが
わき上がってきます。

たくさんの企業のブランディングを
手掛けてきて思うのは一般論でくくれない
語りにくい部分がブランドにはあります。
 
そう書いてはいるけれど、そう語られてはいるけれど
現場ではそうじゃないよなあ。。。。

既成の本は、どうしてもモヤモヤする部分が残る。

 

このモヤモヤする部分には
世に言われるブランディング、ブランドづくりって
本当に必要なのか?

といったような自分の職業を否定する
危ない気持ちも含まれます(笑)

 

ブランド化するステップは確実にあります。

しかし、ブランド化するテクニックは
本来存在しないのではないか、という思いが
私個人はぬぐい切れません。

「ブランド化するテクニック」とは、結局、
促成栽培のように速く効率的に稼ぐためのものです。

それは、悪く言ってしまえば・・・
「そこにいかにも価値があるように見せるテクニック」
なのです。

 
ここ20年ほど流行りまくった
マーケティングやブランディングのスキルは、
こうした傾向が非常に強いものでした。

私もこうしたスキルをたくさん学びましたが、
最終的にこれらへの違和感は消せずに残りました。

 
 
だから私が伝えるブランディングは
少しも「速く」ない。

残念ながら。

 
一種、非効率で我慢を強いるものです。

まことに申し訳ございません、と
謝りたくなります。

 
もちろん、スピーディにやれるところ、
効率が追求できるところは追求しますが、
基本は「そのものの持つ一番の価値」を
じっくりと育てていく方式。

速く効率的なスキルを
使うことはありますが、あくまで
「一番の価値」を損なうことがないものを
選択します。

 
自然から生まれる農産物も
手間暇かけた土から生まれてくるものが
もっとも美味しく、人を健康に、
そして幸せにしてくれます。

30年以上ブランドに関わって思うことは
効率にフォーカスするのではなく
思いを込めて「天塩にかけて価値を磨いたもの」が
実はもっとも「速く」「強い」ブランドになる、
という事実です。

 
カメはなぜかうさぎに勝つ(笑)
その思いが消せません。

そういう本を書くつもりです。
 

 

いままでになかったようなブランディング本、
本質的なブランディング本。
 
一体どんな本になるのか、
ぜひ、続報を期待してお待ちくださいませ!