2020年8月6日

「美意識」は思想なんです!

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こんにちは。ディープビジョン研究所です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

こちらのコラムを読んでいただけましたか。

今日のコラムでは、孔子に触れながら、
ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫が、
「美意識」は思想なんです! と前回のコラムに続き、
美意識についてお伝えします。

それでは、早速。

 

 

「美意識」が大事な時代です。

「美意識」とは
あなた自身の「規範」のことを言うと
前回にもお伝えしました。

そして、「規範」とは
「判断基準」「行動基準」のことだ
ともお伝えしました。

 

ということは、
すべての「判断基準」「行動基準」のベースには
「美意識」があるということです。

 

ここで言う「美意識」とは
美しいものを、美しいと思えることだけを
言うわけではありません。

あなたの身のまわりにある
「モノ」「コト(出来事)」を良きものかそうでないか
と判断できる力のことを言っています。

 

つまり、規範は高められると
「哲学」や「思想」になり、
「論理」や「倫理」になります。

 

「美意識」を持つ、とは
あなた自身の「思想」や「倫理」を持ちなさい、
と同義なのです。

ちょっと話は飛びます。

 

 

孔子は2500年ほど前の人です。

孔子は、
政治の改革、国の刷新を志して
挫折し、放浪した改革失敗者です。

その挫折の連続の対価として
生まれたのが孔子やその弟子の言行録である
「論語」です。

孔子は述べて、創らない人でした。

本人が著したものは
何にも残っていないですからね。

ただただ自分の在り方や行いだけで
自分の思想や拠って立つ倫理を示したのです。

儒教と言いながら、宗教ではありません。
ある種の思想です。

それは人間が偉大であるためには
「どのような美意識のうちに生きればよいのか」
ということを問い続けた末に
生まれたものだと私は思います。

「美意識」のない政治は
つねに彷徨うことを
孔子は良く知っていたのです。

 

 

いかがでしたか。
次回の更新もお楽しみに!